グループリーダーの紹介

勝 義直(カツ ヨシナオ)

◆略歴
岐阜県瑞浪市出身
1990年 3月 山口大学 理学部 生物学部 卒業
1995年 3月 総合研究大学院大学 生命科学研究科 博士課程修了
1995年 4月 基礎生物学研究所 非常勤研究員
1996年 4月 日本学術振興会 特別研究院
1999年 4月 基礎生物学研究所 非常勤研究員
2000年 3月 岡崎国立共同研究機構 統合バイオサイエンスセンター 助手
2005年 4月 自然科学研究機構 岡崎統合バイオサイエンスセンター 助手
2009年 4月 北海道大学大学院理学研究院 准教授
2015年 4月 北海道大学大学院理学研究院 教授

◆所属学会
日本動物学会、日本生殖内分泌学会、日本発生生物学会

これまでの歩み

初めて研究室に配属されたのは山口大学の4年時です。ゾウリムシ・テトラヒメナを使った研究をされていた藤島先生(当時は助教授、現在教授)の研究室です。修士課程まで同研究室でゾウリムシの細胞分裂誘起因子に関する研究をしました。当時、長い間不明であったMPF(卵成熟促進因子)が精製されcdc2とサイクリンの複合体からなるタンパク質リン酸化酵素である事が判明し、cdc/サイクリンを中心とした細胞周期の研究が盛んに行なわれていました(最新号のNature, Cell, Scienceには必ずと言っていいほど関連の研究論文が報告されていた時代です)。そこで次のステップとして博士課程では卵成熟について勉強したいと考え総合研究大学院大学に進学しました(実際に学位の研究は基礎生物学研究所の長濱先生の研究室で行ないました)。主にキンギョを使いcdc2/サイクリンを中心とした卵成熟の誘起機構について研究を行い学位(博士号)を頂いています。最初の第一著者の論文はDev. Biol.に出され今では60報以上の論文に引用されています。学位取得後、日本学術振興会・特別研究員である期間に英国ケンブリッジ大学のStandart博士(ノーベル賞受賞者であるTim Hunt博士のお弟子さん)の研究室で二枚貝の母性mRNAの翻訳制御因子について研究を行ないました。帰国後、岡崎国立共同研究機構(現・自然科学研究機構)に新しくできるセンターの教授として赴任された井口先生の研究室の助手として採用されました。最初はマウスの雌性生殖器官の増殖・分化機構の解析に取り組みました。その後、ワニのエストロゲン受容体の単離を行なった頃から、ステロイドホルモン受容体の分子進化や性分化・性決定機構に興味を抱き現在に至っています。